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更新日:2010年3月4日

企画展

感動ふたたびパート2 愛と知のちから
こんなにすごいぞ愛知の美術!展-写実に込められた想い-

 “写実”に込められた愛知の画家たちの想い。

 ここ愛知県は、全国一ともいうべきモノづくりの盛んな土地柄です。そして、高度に発達した産業技術も、元をたどればそこに従事する一人ひとりの手業によるものと言えるでしょう。すなわち私たち“愛知人”は、ものごとに真剣に向き合う性向に加え、手先が器用という県民性(?)をも備えているのです。すると、当然それは絵画技術にも反映されることとなるでしょう。優れた絵画には、あふれる制作意欲だけでなく、それを成り立たせるべく相当な画技(メチエ)が認められます。それはまた、描く対象を的確にとらえようとする写実絵画に顕著に現れてきました。愛知ゆかりの多くの画家たちは、技法としての写実をふまえた上で、今日に至るまで想像力豊かな芸術を個性的な表現のなかに展開してきたのです。本展は、ほぼ時代を追って以下4つのセクションから成っています。
 ●「愛美社」による大正期の写実 … 大沢鉦一郎らの神秘感さえ漂う“徹底写実”
 ●「サンサシオン」による昭和初期の写実 … 鬼頭鍋三郎らの“自由なよき時代”の写実
 ●昭和世代の多才な写実 … 橋本博英らの現代的で“新感覚”の写実
 ●幻想の写実 … 三尾公三らの“幻想性”あふれる写実
 どうか各セクションの作品群を、ご自身の眼でさまざまにご高覧いただきたいと存じます。さらにはこの時節、“写実”に込められた画家それぞれの深い想いから、今日を生きる無限の力をも感じていただければ、主催者としてこれに勝る喜びはありません。ぜひ、じっくりとご鑑賞下さい。

【と き】
 平成22年4月9日(金曜日)~4月18日(日曜日) 10:00~19:00
 ※4月12日(月曜日)休館日

 《ギャラリートーク》 事前申込不要・聴講無料
  4月9日(金曜日) 11:00~ 中山真一/郷土美術研究家・(株)名古屋画廊代表取締役
  4月10日(土曜日) 14:00~15:30 赤塚一三/画家

【ところ】
 長久手町文化の家 展示室

こんなにすごいぞ愛知の美術!展
【出品作家】
「愛美社」による
大正期の写実
大沢 鉦一郎(おおさわ せいいちろう)
1893 名古屋市生 1914 知多市に移住 17 岸田劉生の影響で宮脇晴らと「愛美社」を結成 49 春陽会会員 73 逝去(79歳)
山田 睦三郎(やまだ むつさぶろう)
1901 名古屋市生 17 大沢鉦一郎ら7名で細密描写による「愛美社」を結成 19~21 愛美社展 62 南山大講師 84 逝去(83歳)
宮脇 晴(みやわき はる)
1902 名古屋市生 19~21 愛美社展 20 名古屋市立工芸学校卒、同校教員となる 43 文展特選 48 春陽会会員 85 逝去(82歳)
《特別出品》三岸 好太郎(みぎし こうたろう)
1903 札幌市生 24 春陽会会員 節子と結婚 30 独立美術協会創立 34 名古屋で逝去(31歳) 67 北海道立三岸好太郎美術館開館
「サンサシオン」
による昭和初期の
写実
松下 春雄(まつした はるお)
1903 名古屋市生 23~33 鬼頭鍋三郎ら4名で「サンサシオン」を結成し研究所や公募展も 31・34 帝展特選 33 逝去(30歳)
遠山 清(とおやま きよし)
1903 名古屋市生 25~33 サンサシオン展 油彩による独創的な仏画から後に人物群像へ 34 光風会会員 63 逝去(59歳)
鬼頭 鍋三郎(きとう なべさぶろう)
1899 名古屋市生 1923 「サンサシオン」を結成 34 帝展特選 68 愛知芸大教授 優美な女性像が後期の「舞妓」へ 82 逝去(82歳)
筧 忠治(かけひ ちゅうじ)
1908 一宮市生 サンサシオンの研究所に通い気象台勤務を続けながら自画像を主に独自の素描を制作 2004 逝去(96歳)
昭和世代の
多彩な写実
久野 和洋(くの かずひろ)
1938 名古屋市生 65 武蔵野美大卒 73~76 滞欧 99 両洋の眼展〈河北倫明賞〉 久野和洋展(練馬区立美術館) 現在 立軌会同人
高梨 芳実(たかなし よしみ)
1954 旭川市生 97 参院50年式典図制作 2001・02 日展特選 03 白日展〈総理大臣賞・第1回伊藤清永賞〉 現在 白日会・日展会員
八島 正明(やしま まさあき)
1936 三重県生 67・70・74 シェル美術賞展〈佳作賞〉 75 安井賞受賞 77 現代日本美術展 87 八島正明展(西武) 現在 無所属
橋本 博英(はしもと ひろひで)
1933 岐阜市生 58 東京芸大卒 67~68 滞欧 90 天皇陛下が作品ご購入 97 橋本博英展(中日新聞社主催) 2000 逝去(66歳)
櫃田 伸也(ひつだ のぶや)
1941 東京都生 64 東京芸大卒 75~01 愛知芸大勤務 85 安井賞受賞 09 櫃田伸也と教え子たち展(愛知県美術館) 現在 無所属
幻想の写実 星野 眞吾(ほしの しんご)
1923 豊川市生 48 京都市立美術専門学校卒 「パンリアル」や「从会」で「人拓」など実験的な画法を展開 97 逝去(74歳)
三尾 公三(みお こうぞう)
1923 名古屋市生 47 京都市立美術専門学校卒 81~99 写真誌「フォーカス」の表紙を担当 91 毎日芸術賞 2000 逝去(76歳)


【料 金】

 無料

【主 催】
 長久手町教育委員会

【協 力】
 株式会社名古屋画廊

あいちトリエンナーレパートナーシップ事業

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